マクロライドの光と影 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 研究の背景:ボスは予後が悪い あなたの上司のことではない。移植後のBOSのことだ。が、その前にマクロライドの話をする。 マクロライド系抗菌薬は抗菌効果のみならず、抗炎症作用もあるということで、いろいろな疾患に応用されてきた。一番有名なのはびまん性汎細気管支炎(Diffuse panbronchiolitis;DPB)に対するマクロライド少量長期療法で、予後不良のこの疾患の治療法としてはほぼ確立しているといってよい。このDPB治療の拡張版という形で、多くの呼吸器内科医や耳鼻科医がさまざまな疾患にマクロライドを用いてきた。しかし、有効性や安全性が妥当な臨床試験で評価されているわけではなく、「使うと良くなる患者がいる」というかなり薄弱な根拠で用いられているのが現状だ*1。 *1Videler WJM, van Hee K, Reinartz SM, Georgalas C, van der Meulen FW, Fokkens WJ. Long-term low-dose antibiotics in recalcitrant chronic rhinosinusitis: a retrospective analysis. Rhinology. 2012 Mar; 50(1): 45-55. 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×