せん妄に有効な薬はない! 極力、非薬物治療を行え! 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする N Engl J Med(2017; 377: 1456-1466)に「高齢入院患者の譫妄」の総説がありました。日常的に遭遇する問題ですのでまとめてみました。著者は米・Beth Israel Deaconess Medical Center, and Harvard Medical School一般内科のドクターです。 N Engl J Med 総説「入院高齢患者の譫妄」の最重要点は次の8点です。 せん妄に有効な薬はなく極力、非薬物治療を行え。ベンゾジアゼピンを使うな! 拘束を避けて眼鏡・補聴器を使い、歩かせ、トイレ誘導、下剤使用、時計・カレンダーを 尿閉、便秘はせん妄を起こす。トイレ時間誘導し緩下剤を出せ!深夜のバイタルチェックやめて不必要な覚醒を避けよ! 1日3回「時間、場所、人」を繰り返し教えよ(reorientation)! 抗コリン薬、第一世代抗ヒスタミン薬、H2受容体拮抗薬を中止せよ! 疼痛は譫妄を起こす!鎮痛薬は頓服でなく定時(round the clock)処方せよ 興奮で危険なときのみ抗精神病薬(ハロペリドール、リスペリドン、オランザピン、クエチアピン)を少量使用 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×