熱帯アフリカから極寒の地サハリンへ

在ユジノサハリンスク日本国総領事館 石田高明

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする
感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 アフリカ・コートジボワール共和国での勤務後、ロシアに赴任した私は、在留邦人の友人2人と樺太時代の遺構を探すために、5月のサハリンの草むらに入り込みました。いろいろ発見できて車に戻ったところ、首元がごそごそするので手で拭い去ると、マダニが数匹付いているではありませんか!車のシートにも、マダニがはいずり回っており、慌てて皆で髪の毛、衣服、靴を徹底的に拭き払い、マダニを駆除したつもりでした。自宅に戻り、シャワーを浴びようとすると、「ん?」なんと私の腹部にマダニが食い付いておりました!痛くも痒くもないのが不思議です。とにかくすぐにピンセットで丁寧に摘出し、生け捕りにしました。翌日マダニの検査を依頼しました。

石田 高明(いしだ たかあき)

1961年 大阪市出身
1988年 大阪医科大学卒業。同大学第2内科入局
1999年 大阪医科大学博士号取得
2001年 厚生労働省関西空港検疫所検疫医官
2005年 関西医科大学公衆衛生学講師
2007年 上海康聯医院日本人部(上海ジャパンクリニック院長)
2008年 神戸夙川学院大学観光文化学部教授
2011年 外務省入省 在コートジボワール日本国大使館医務官
2014年~現在 在ユジノサハリンスク日本国総領事館医務官

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする