潜在性結核にはリファンピシンを

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研究の背景:非劣性試験とは「少し劣っててもいいやんけ」

 非劣性試験(non-inferior trial)という研究デザインがある。分かりにくい。「非劣性ではなかった(not non-inferior))とか言われると、「二重否定使うんじゃねえ!学校で教わらなかったか?」とツッコミたくなる。  ま、僕は非劣性試験のエキスパートではない。ので、詳しいことは、京都大学の山本舜悟先生の解説が秀逸なのでそちらに譲るとして、「詳しくない」ことというか、本質について述べる。

岩田 健太郎(いわた けんたろう)

岩田氏

1971年、島根県生まれ。島根医科大学卒業後、沖縄県立中部病院、コロンビア大学セントルークス・ルーズベルト病院、アルバートアインシュタイン医科大学ベスイスラエル・メディカルセンター、北京インターナショナルSOSクリニック、亀田総合病院を経て、2008年より神戸大学大学院医学研究科教授(微生物感染症学講座感染治療学分野)・神戸大学医学部付属病院感染症内科診療科長。 著書に『悪魔の味方 — 米国医療の現場から』『感染症は実在しない — 構造構成的感染症学』など、編著に『診断のゲシュタルトとデギュスタシオン』『医療につける薬 — 内田樹・鷲田清一に聞く』など多数。

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