アトピー性皮膚炎に対する初の抗体医薬として、昨年(2018年)4月にデュピルマブ(商品名:デュピクセント)が登場して約10カ月が経過した。有効性の高さが評価される一方で、薬剤費が高額であることや注射の手間などが普及のハードルになると考えられていたが、Medical Tribuneの調査では、そうした懸念を払拭するポジティブな結果が得られた。大学病院の医師の半数強が「処方したことがある」と回答しており、標準治療で症状をコントロールできない患者への切り札として、今後、処方が広がる可能性が見えてきた。