日本では、既存薬を用いても症状をコントロールできない重症喘息に対し、免疫・炎症に関与するサイトカインを標的とする生物学的製剤が2009年に初めて登場した。Medical Tribuneは、昨年(2018年)1月に承認されたベンラリズマブ(商品名:ファセンラ)を含む3剤の処方動向を調査。その結果、最初に発売されたオマリズマブ(ゾレア)が圧倒的にリードしていた。ベンラリズマブとメポリズマブ(ヌーカラ)は発売時期に約2年の開きがあるものの、新機序に伴う効果への期待感から処方率はほぼ同じで5割程度であった。