第9回:ホスピス患者に禁煙指導は不要か 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 日々、タバコ問題に取り組んでいる私からすると、さまざまな場面でタバコ問題が重要視されていないと感じる。その背景には、タバコを吸っている人に対して十分に敬意が払われていないことも影響しているのではないだろうか。従来、私は「タバコを吸っている人はあほだ」などと公言する専門医や著名人らによる喫煙者バッシングに対し異を唱えてきた。非喫煙者と喫煙者が対立することは避けねばならない。喫煙者はタバコ会社のマーケティング戦略や社会経済的状況、周囲の影響によりタバコを吸うように仕向けられてきたことが分かっている。彼らはニコチン依存症に陥り、喫煙に対して正しい認識が持てないようにさせられている、いわばタバコの一番の被害者である(拙著『新型タバコの本当のリスク』参照)。タバコ問題に取り組む医療者として、われわれは喫煙者と対立するのではなく、協働して全員の認識を高めタバコの被害をなくしていくべきだと考え願っている。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×