アトピー性皮膚炎治療薬デルゴシチニブの実力

既存の外用薬が使えない患者の新たな選択肢に

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 アトピー性皮膚炎に対する約20年ぶりとなる新規の外用薬が今年(2020年)6月に発売された。細胞内の免疫活性化シグナル伝達に重要な役割を果たすヤヌスキナーゼ(JAK)の働きを阻害し、免疫反応の過剰な活性化を抑制するJAK阻害薬デルゴシチニブ(商品名コレクチム)である。アトピー性皮膚炎の治療の基本は外用療法であり、デルゴシチニブはその要となるステロイド外用薬とタクロリムス軟膏に続く新たな選択肢になる。日本皮膚科学会の『デルゴシチニブ軟膏安全使用マニュアル』作成委員会のメンバーを務めた慶應義塾大学皮膚科専任講師/外来医長の種瀬啓士氏に、同薬への期待や既存の抗炎症外用薬との使い分けのポイントなどについて聞いた。

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