薬剤師のための褥瘡薬物療法/褥瘡を見よう2ー症例1 真皮にいたる浅い褥瘡

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真皮にいたる浅い褥瘡(表皮剥離・びらん)

褥瘡は圧迫やずれによって生じます。特に高齢者の皮膚は薄くてたるみがあり脆弱なために、圧迫や摩擦を伴うずれが繰り返し起こると、表皮剥離やびらん(表皮あるいは真皮の浅い層までの欠損)が生じやすくなります。褥瘡評価のポイントを押さえ、早期治癒をめざしましょう。

症例1

年齢、性別 : 84 歳、女性 
身長、体重 : 147cm、42kg
褥瘡発症部位:尾骨部
基礎疾患: アルツハイマー認知症、誤嚥性肺炎、心不全
使用薬剤 : なし
要介護度 : 5
麻痺の有無 : なし
拘縮の有無 : なし
体位変換間隔 : 約2 時間
得手体位・姿勢 : なし

写真は、尾骨部にできた褥瘡です。評価項目を照らし合わせながら、どこに着目すべきか学びましょう。

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