【在宅活動】初回確認事項 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする Q21.初回訪問時に押さえておくべき確認事項やポイントを教えてください キーパーソンが誰か キーパーソンがどなたかは、ご自宅にお伺いしてお話ししていると段々とわかってきます。患者さんの在宅介護の中で、患者さんの意向を考慮しながら意思決定に関わってくる方です。何か尋ねたときに患者さんが相談したり、何かお願いしたときに一番に動いてくれます。契約のときに代理で記入する、ご本人に記入するように促すなど,いくつかのサインを見逃さないようにするとよいと思います。訪問医が事前に教えてくださる場合もあります。 キーパーソンの確認 キーパーソンが誰なのかを確認できるといいと思います。キーパーソンですかと聞くこともできないので、家族関係(子どもの有無や住んでいるところ)などを確認するようにします。契約に立ち会った方がキーパーソンではない場合があり、慎重に確認しないとトラブルに巻き込まれることがあります。 認知症の早期発見 認知症の診断を受けていない方が多数いると感じます。訪問時、今日の日付や年齢、今日何を食べましたか?などの簡単な質問を投げかけるだけで気づくことができるので、認知症の早期発見を心掛けています。 処方箋の受け取り方法 独居で認知障害のある方は、ご本人が処方箋を管理するのが難しいことが多いため、処方箋の受け取り方法の確認が必要になります。ご家族から手渡しでいただく場合や、訪問看護師に置き場所を指定される場合などがあります。患者さんが処方箋に触れないようにと、置き場所が変更されることもあります。他に押さえておくポイントは、次回からの訪問時間、指導相手、薬の置き場所、薬を1週間分セットした残りはどうするか、契約書の回収方法、費用は誰に請求するか、です。 根気よく話を聞いて状況把握 初回訪問にて「お薬は飲めていますか?」と聞くと、大抵「大丈夫」と返ってきます。それでも根気よく言い方を変えて色々お話しします。「余っている薬があれば再利用しましょうか。もったいないですし」(もったいないという言葉に反応する方は多い)、「お手持ちがあれば期限を確認しましょうか」(患者さんにとってメリットになる言い方をする)などです。 また、直接服薬状況を聞かずに、食事回数や食事時間、就寝時間や起床時間など生活スタイルを確認することで、服薬状況を聞く糸口となることも多いです。こういう話をしているうちに「そういえばこれが残っている」、「どうしても昼分を飲み忘れる」など色々でてきます。初対面で聞きづらいことも多いですが、世間話をしながら日常生活のお話をしていくと、そこに服薬状況や副作用など薬剤師の観点からお手伝いできることが見えてきます。それと、言葉だけではなく、なんでも実際に見せてもらうことが大切です。信用しないわけではないのですが、経験上...。 次回の予定 次回の訪問予定時刻です。電話をかけてから訪問したほうが良いか、というところまで確認しておくと良いでしょう。次回の訪問時に不在、という目に遭わずに済みます。 薬局名と担当者名 薬局名と担当薬剤師の名前を伝えることです。初回訪問は突然のこともあり、初回訪問した薬剤師がその後も担当できるとは限りません。次回以降訪問する担当の薬剤師が決まった時点で、名前をきちんと伝えておく必要があります。 ケアマネの名前と連絡先 ケアマネジャーの名前と連絡先は、ついつい聞きそびれてしまうことがあります。 介護保険証など 忘れがちなのが、介護保険の確認、保険者番号、介護度、認定日、認定期間です。これらは処方箋にもどこにも記載がありませんので、自分達で確認していかねばなりません。 押さえておくことはたくさん 確認することがたくさんあるので、在宅用の表を作って、漏れがないようにしています。 自宅で療養される患者さん用のチェック表 [PharmaTribune 2014年10月号掲載] 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×