介護施設ケアプランすずらん(千葉県船橋市)で働く芳川富美枝さんから薬剤師へメッセージをいただきました。 患者さんもケアマネも薬のことで困っているケースがたくさん 薬剤師の方々にも是非在宅サービスの中に入り込んで、薬の専門職として支えていただければと思います。 たとえば、処方された薬の内容が一度聞いただけではよくわからない、他の病院からもらっている薬と重複しているけれど全部飲んでいいかわからない、臨時でもらった薬や残ってしまった薬をどう処分していいかわからない、その他、麻薬の管理や輸液のことなど、困っているケースはたくさんあります。 私の住む地域でも、独居老人がたくさんいます。ご多忙とは思いますが、薬剤師として関わり支えてくださることはとてもありがたく、利用される方の安全、安心につながることと考えます。 "ケアマネ"という仕事について 自宅でひとり暮らしの方から入院中の方まで、身体的にも精神的にも様々なケアが必要な方の相談を受けています。そして、利用のための手続き、ケアプランの作成、サービス事業者との連絡・調整など、様々なお手伝いをします。 介護サービスを受けている間の生活状況を観ながら、必要なサービスが受けられているか、不足がないか。様子を聞いて再調整していきます。ご本人やご家族の希望などを十分に聞いて、役立つ情報を提供できるように心がけています。 お会いするまでの生活環境や習慣など、それぞれ人生の歴史には重みがあり、喜んでいただけたときにはとても嬉しく、やりがいを感じます。 〔PharmaTribune2010年7月掲載〕