徹底比較! 改訂された国内外の喘息GL

GINA2021とJGL2021の共通点と相違点

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

毎年改訂のGINA、3年ぶり改訂のJGL、今年は同時改訂

 海外では年に1回、『Global Initiative for Asthma』(GINA)という喘息のガイドラインが改訂されている。10月には日本の『喘息予防・管理ガイドライン2021』(JGL2021)も3年ぶりに改訂され、発売された。今回はGINA2021とJGL2021の共通点と相違点を踏まえ、成人喘息におけるマネジメントについて考えてみたい(以下、薬剤の表記において「●●/●●」は配合薬、「●●+●●」は併用を示す)。

 まず、両ガイドラインの大きな違いは喘息の治療ステップである。JGL2021では治療ステップが1~4の4段階に分かられているが(表1)、GINA2021では1~5の5段階に分けられている。

表1. JGL2021における治療ステップ

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(JGL2021を参考に倉原優氏作成)

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