感染研が新型コロナワクチン評価の協力要請

全国の医療機関へ、日本での大規模なデータ創出を目指す

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 国内での新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)新規感染者数は今年2月第2週以降減少傾向にあったものの、7月第1週には全国の新規感染者は4万7977人に達し、「第7波入り」の声も上がっている。欧州でも夏のバカンスを前にして感染が拡大しており、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の再燃が懸念されている。国立感染症研究所感染症疫学センターの新城雄士氏らはこれまで、複数の医療機関の協力の下、SARS-CoV-2ワクチンの有効性評価を実施してきた。同氏は「免疫の減衰や新たな変異株出現、ブースター接種の開始なども重なり、SARS-CoV-2ワクチンの有効性を継続的に評価していく必要がある」と述べる。今回、厚生労働科学研究費補助金「新型コロナワクチン等の有効性及び安全性の評価体制の構築に向けた研究」の規模を拡大すると発表、全国の医療機関に向けて協力を呼びかけている。

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