吸入薬を処方するなら、できるだけ合剤で 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 研究の背景:喘息でもCOPDでも最終的には3剤トリプル吸入療法に プライマリケアにおいて吸入薬を処方するのは、喘息か慢性閉塞性肺疾患(COPD)のいずれかである。喘息は吸入ステロイド薬(ICS)あるいはICS/吸入長時間作用性β2刺激薬(LABA)で治療を開始し、効果不良の場合に、吸入長時間作用性抗コリン薬(LAMA)を加えることになる。COPDは、LAMAあるいはLAMA/LABAで治療を開始し、効果不良の場合にICSを加えることになる。 順番は異なるが、最終的にはICS/LABA/LAMAの3剤のトリプル吸入療法になるストラテジーだ。 さて、ここで議論の俎上に載るのが、配合剤を使うかどうかである。例えば、レスピマット製剤はこのデバイスのみでトリプル吸入療法にステップアップすることはできない。故に、LAMA/LABAはレスピマット、ICSは別の吸入デバイスという、ちぐはぐな処方になってしまうことは、現実でもある。 さらに議論をややこしくしているのは、保険適用である。例えば、トリプル吸入製剤である3剤は、それぞれのデバイスごとに保険適応される疾患は別々である(図1)。 図1. 日本における吸入薬の保険適用 (倉原優氏作成) 今回紹介するのは、COPDに対する吸入デバイスの数の検討である(Chest 2022年7月3日オンライン版)。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×