大学紛争が繰り広げられていた1960年代末に医局に入局し、以降脳神経外科医として多くの患者の命を救ってきた分梅クリニック(東京都府中市)院長の種村孝氏。55年にわたる医業を振り返る、Medical Tribune創刊55周年記念特別インタビューの後編では、40歳になった時点でメスを置いた同氏のその後について聞く。診療を通じて長年築き上げてきた患者との信頼関係から生まれたもの、「医療は世のため人のためではなく自分のために行うべき」と断言する同氏の真意とは。(関連記事「肩書、資格なしの脳外科医が歩んだ55年」)