TAVRのその先を考える:米国ナショナルデータからの報告
背景:TAVR留置後に直面する問題点
つい先月、N Engl J Med(2023年10月24日オンライン版)にPARTNER 3試験の長期追跡の結果が掲載された。PARTNER3試験というのは「手術低リスク」であったとしても重症大動脈弁狭窄(AS)患者に対してTAVR(カテーテル留置弁)を行いうるかというところをSAVR(外科手術弁)と比較したランダム化試験である。2019年に12カ月の成績が報告され(N Engl J Med 2019; 380: 1695-1705)、概ね差がないという結論が得られていたが、今回の長期追跡では、だいたい3年目のところで死亡イベントに関するKaplan-Meier曲線が「交差した」ということが話題となった:
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香坂 俊(こうさか しゅん)
慶應義塾大学循環器内科専任講師。 1997年に慶應義塾大学医学部を卒業。1999年より渡米、St Luke's-Roosevelt Hospital Centerにて内科レジデント 、Baylor College of Medicine Texas Heart Instituteにて循環器内科フェロー 。その後、2008年までColumbia University Presbyterian Hospital Center にて循環器内科スタッフとして勤務。
帰国後は、循環器病棟での勤務の傍ら主に急性期疾患の管理についてテキストを執筆〔『極論で語る循環器内科第二版 』(丸善)、『もしも心電図が小学校の必修科目だったら』(医学書院)、『急性期循環器診療』(MEDSi)〕。2012年からは循環器領域での大規模レジストリデータの解析を主眼とした臨床研究系大学院コースを設置 (院生は随時募集中:詳細はこちら)。









