初発精神症に脳画像検査は必須か?

メタ解析をめぐる論争から

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

研究の背景:脳画像検査の施行に施設間差

 大学病院の精神科においては、幻覚・妄想などの精神症(精神病)症状を呈し、統合失調症や気分障害が疑われる患者に対して、MRIやCTなどの脳画像検査が日常的に行われている。

 一方、メンタルクリニックや精神科病院では、必ずしも全例に脳画像検査が行われているわけではない。

 医療機関によってこのような対応の差が生じているわけであるが、実際問題、「初発精神症患者において脳画像検査の意義はあるのか」という、素朴な疑問に答える論文が発表された(JAMA Psychiatry 2023; 80: 1047-1054)。その後の論争も含め、紹介したい。

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