新設多数でデジタルヘルス領域に新展開!

2024年度診療報酬改定を読み解く

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ
〔編集部より〕昨年(2023年)6月、政府の医療デジタルトランスフォーメーション(DX)推進本部は「医療DXの推進に関する工程表」を示しました。診療報酬改定や医師の働き方改革に反映され、医療DXの勢いはますます加速し、医療を取り巻く環境は激動の時代に突入することが想定されます。そこで本連載では、医療DX/デジタルヘルス研究の第一人者であるデジタルハリウッド大学大学院特任教授/東京医科歯科大学臨床教授の加藤浩晃先生に、医師としてこれだけは知っておくべきデジタルヘルスの最前線について、ご解説いただきます。

 今年(2024年)2月14日の第584回中央社会保険医療協議会(中医協)総会では、2024年度診療報酬改定の答申が公開されました。今回の改定は医療界における新たな展開を示唆しており、特にデジタルヘルス領域での目覚ましい変化が注目されます。本稿では医療機関、特にクリニックに直接影響を及ぼす主要な改定ポイントとデジタルヘルス領域の新たな展開に焦点を当て、その内容と意味を解説します。

加藤 浩晃(かとう ひろあき)

デジタルハリウッド大学大学院特任教授、東京医科歯科大学臨床教授。遠隔医療、AI、IoTなどデジタルヘルスの政策提言にも携わる、元厚生労働省官僚・現役医師・MBA。オンライン診療や治療用アプリなど数多くの事業開発に関わりながら、AI医療機器開発を手がけるアイリス株式会社を共同創業し、取締役副社長CSO。厚生労働省医療系ベンチャー・トータルサポートオフィス(MEDISO)サポーター、経済産業省Healthcare Innovation Hubアドバイザー、大学客員教授や非常勤講師、上場企業の社外取締役などを兼任。「医療現場」「医療制度」「ビジネス」の3領域に横断的に関わる知見を生かし、 ヘルステック領域の事業開発や支援を行う。2022年4月、次世代医療の共創の場としてTHIRD CLINICを開院。

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