男性の性暴力被害、実態把握と支援体制に課題

「日赤なごや なごみ」の取り組み

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 性暴力による被害は不安や不信、抑うつ症状、睡眠障害、自殺念慮など多くの深刻なリスクをもたらす。内閣府の調査では16~24歳の若年層の26.4%以上がなんらかの性暴力被害に遭遇し、4.1%が性交渉を伴う被害を経験したと報告されているものの、調査票の回収率はわずか2.82%にすぎず、疫学的な実態は明らかでない。特に、男性が被害者のケースは社会文化的背景から報告されにくく、サポート体制の整備が課題である。性暴力救援センター「日赤なごや なごみ」を運営する日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院泌尿器科副部長の山田浩史氏に、日本における男性性暴力被害支援の現状と課題について聞いた。(関連記事「性暴力被害、血族からの虐待も」)

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