喘息のバイオ、奏効患者には「投与間隔延長」も OPTIMAL研究から 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 研究の背景:2型炎症に効くバイオ、患者に休薬を相談されたら? 喘息に使われる生物学的製剤(biologics:バイオ)は、全部で5剤ある(表)。作用機序としては、IgE、IL-5、IL-4/13、抗胸腺間質性リンパ球新生因子(TSLP)などのいわゆる2型炎症のサイトカインを阻害するものである。それぞれ得意分野のようなものがあって、併存症に適応疾患がある場合は優先的にその製剤を選択するといった使用法が多い。とはいえ、2型炎症に対しては「割とどの製剤も効く」というのも事実である。 表. 喘息に適応のある生物学的製剤 (Respir Med 2023; 218: 107414を基に倉原優氏作成) バイオを処方していると、患者から「ものすごく調子がいいから、そろそろ終わりにできないでしょうか」と相談されることがある。重症の2型炎症の患者ほどスーパーレスポンダーになりやすいが、増悪で苦しんでいた姿を思い返すと、いきなりゼロにするというのは勇気が要る。 その落としどころとして、投与間隔を延長するという手法があるが、果たして妥当だろうか。この命題を検証したOPTIMAL研究の結果がデンマークから発表されたので、紹介したい(Eur Respir J 2024年6月6日オンライン版)。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×