日本初、「非匿名精子バンク」の挑戦

AID児の「出自を知る権利」に配慮

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

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 昨年(2023年)、日本の合計特殊出生率は過去最低の1.20を記録し、少子化対策を求める声がいっそう高まっている。一方、挙児を望む無精子症患者が国内で生殖補助医療にアクセスする手段は、法制度などが障壁となり十分ではない。そこで今年5月、提供精子による人工授精(AID)の普及・支援を目的とした国内初の非匿名ドナーに限定した精子バンクがプライベートケアクリニック東京(東京都)内に開設された。AIDで生まれた子供(AID児)の「出自を知る権利」を尊重しようとする同院の取り組みについて、同院東京院院長の小堀善友氏、AID当事者で同院東京院不妊カウンセラーの伊藤ひろみ氏に聞いた(関連記事:「精子提供で生まれた子、7割「親を知りたい」」)。

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