チルゼパチド、肥満症かつ糖尿病の強い疑い例の糖尿病発症リスクを94%低下
日本イーライリリー
日本イーライリリーは本日(8月23日)、肥満症かつ糖尿病が強く疑われる成人に対するGIP/GLP-1受容体作動薬チルゼパチド(商品名マンジャロ)の投与により2型糖尿病の発症リスクがプラセボ群に比べ94%有意に低下したと、公式サイトで発表した。今回のデータは、長期的体重管理および糖尿病への進展抑制に関するチルゼパチド週1回投与の有効性と安全性を評価した、3年間(投与期間176週)に及ぶ第Ⅲ相臨床試験SURMOUNT-1で得られたもの。結果の詳細は、査読付き雑誌に投稿される予定で、ObesityWeek 2024(11月3~6日)での発表も予定されている。(関連記事「肥満成人の体重減少はチルゼパチドに軍配」、「チルゼパチドの体重減少効果を非糖尿病中国人で確認」)
同試験では肥満症かつ糖尿病が強く疑われる成人1,032例を対象に、176週にわたる投与期間および投与終了後17週間の計93週間にわたってチルゼパチドの有効性と安全性を評価した。
解析の結果、重要な副次評価項目としたベースラインからの2型糖尿病進展リスクは、チルゼパチド群で有意に低下した(P<0.0001)。有効性に関する推定対象についても有意な結果が得られ、2型糖尿病への進展リスクがプラセボ群と比べてチルゼパチド群(5mg、10 mg、15mgの結果を合算)で94%低下した。
その他の主な副次評価項目では、肥満症かつ糖尿病が強く疑われる成人において、プラセボ群と比べチルゼパチド群(10mg、15mg)でベースラインからの体重減少量が有意に大きかった(P<0.001)。
有効性に関する推定対象における平均体重減少率は、プラセボ群の2.1%に対し、チルゼパチド群では5mg群が15.4%、10mg群が19.9%、15mg群が22.9%だった。
投与終了後17週間の追跡調査期間中、チルゼパチドの投与を中止した例では体重が増加に転じ、2型糖尿病への進展例が増加。進展リスクはプラセボ群に対し88%の低下にとどまった(P<0.0001)。
全試験期間におけるチルゼパチドの全体的な安全性および忍容性プロファイルは、既報と一致していた。最も多く報告された有害事象は典型的な消化器関連(おおむね軽度~中等度)で、主な消化器関連の有害事象は下痢、悪心、便秘、嘔吐だった。
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