アレクチニブ、日本でもALK陽性肺がんの術後療法で承認取得

中外製薬

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする
感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 中外製薬は昨日(8月28日)、ALK阻害薬アレクチニブ(商品名アレセンサ)が、病期IB(腫瘍が4cm以上)~IIIA期のALK融合遺伝子陽性早期非小細胞肺がん(NSCLC)における術後補助療法として、追加承認を取得したと発表した。

 今回の承認は、切除後のALK陽性早期NSCLC患者が対象の国際第Ⅲ相臨床試験ALINAに基づくもの。同試験では、プラチナベースの化学療法群と比べ、アレクチニブ群で再発/死亡リスクが76%有意に低下した(ハザード比0.24、95%CI 0.13~0.43、P<0.0001)。同薬は希少疾病用医薬品の指定を受け、優先審査の対象となっていた。なお、今年(2024年)4月には米国で、6月には欧州でALK陽性NSCLCに対する術後補助療法としての承認を取得している(関連記事「アレクチニブ、米国に続き欧州でも承認取得」)。

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする