2024年10月の医学カレンダー 日本心不全学会、日本癌治療学会、世界骨粗鬆症デーなど 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 〔編集部から〕 10月から、記念日や歴史上の出来事に関するクイズを作成しました。クイズをクリックすると「MTなんでも医学クイズ」にリンクしますので、ぜひトライしてください。 2024年10月October 『がしゃどくろ 相馬の古内裏』 ©下間正隆 < 1 火 ・ピンクリボンデー(10月1~31日:乳がん月間)・国際高齢者デー・2002年、身体障害者補助犬法が施行・2018年、本庶佑氏が「免疫抑制の阻害によるがん治療法の発見」でノーベル生理学・医学賞を受賞することが決定。本庶氏が発見した物質は? 2 水 ・副腎白質ジストロフィー(ALD)の日。ALDの説明として誤っているのは?・1917年、クリスチャン・ド・デューブ(リソソームを発見、オートファジーを提唱した細胞生物学者)が誕生 3 木 ・2016年、大隅良典氏が「オートファジーのメカニズム解明」でノーベル生理学・医学賞を受賞することが決定 4 金 ・1911年、日野原重明が誕生・1988年、結合双生児ベトちゃん・ドクちゃんの分離手術が行われる。手術が行われた病院の名前は?・第28回日本心不全学会(~6日、大宮ソニックシティ)・第39回日本糖尿病合併症学会(~5日、つくば国際会議場) 5 土 ・1799年、箕作阮甫(津山藩医・翻訳者)が誕生・1930年、ジューン・アルメイダ(コロナウイルスを発見したスコットランド人ウイルス学者)が誕生 8 火 ・骨と関節の日・入れ歯デー・2012年、山中伸弥氏が「成熟細胞が初期化され、多能性を獲得しうる現象の発見」でノーベル生理学・医学賞を受賞することが決定 9 水 ・熟睡の日。日本人の平均睡眠時間は?・糖尿病とこころの日・2002年、田中耕一氏が「ソフトレーザー脱離イオン化法の開発」でノーベル化学賞を受賞することが決定 10 木 ・世界メンタルヘルスデー・目の愛護デー・転倒予防の日 11 金 ・第26回日本骨粗鬆症学会(~13日、石川県立音楽堂他)・第86回日本血液学会(~13日、国立京都国際会館) 12 土 ・1928年、ボストンの小児病院で人工呼吸器「鉄の肺」が初めて使われる・1987年、利根川進氏が「多様な抗体を生成する遺伝的原理の解明」でノーベル生理学・医学賞を受賞することが決定・第46回日本高血圧学会(~14日、福岡国際会議場) 13 日 ・世界血栓症デー・麻酔の日・1821年、ウィルヒョー(白血病を発見したドイツ人医師)が誕生・1910年、榊原仟が誕生・第52回日本救急医学会(~15日、仙台国際センター) 14 月 ・1983年、東北大学附属病院で日本初の体外受精児が誕生 15 火 ・世界手洗いの日・国際白杖の日 16 水 ・世界脊椎デー・1998年、埼玉医科大学総合医療センターで日本初の性別適合手術(女性から男性へ)実施 18 金 ・世界メノポーズデー・第73回日本アレルギー学会(~20日、国立京都国際会館) 19 土 ・中性脂肪の日・1956年、カルロ・ウルバニ〔世界で初めて重症急性呼吸器症候群(SARS)を特定したイタリア人医師〕が誕生・第45回日本肥満学会/第42回日本肥満症治療学会(~20日、パシフィコ横浜) 20 日 ・世界骨粗鬆症デー・床ずれ予防の日・1733年、杉田玄白が誕生 21 月 ・1877年、オズワルド・アベリー(遺伝子の本体がDNAであると突き止めたカナダ人医師)が誕生 22 火 ・国際吃音啓発日 24 木 ・第62回日本癌治療学会(~26日、福岡国際会議場他) 25 金 ・第32回日本腰痛学会(~26日、幕張メッセ) 26 土 ・弾性ストッキングの日・1977年、天然痘の最後の患者が治癒・第28回日本ワクチン学会/第65回日本臨床ウイルス学会(~27日、ウインクあいち) 29 火 ・1969年、発がん性の疑いがあるとして人工甘味料チクロの使用が禁止される 30 水 ・1849年、高木兼寛(脚気の原因がビタミンBの欠乏であると突き止めた医師、軍人)が誕生 31 木 ・2011年、世界の人口が70億人を超える・第65回日本肺癌学会(~11月2日、パシフィコ横浜)・JDDW 2024(~11月3日、神戸コンベンションセンター) プリントアウト用PDF Medical Tribune編集部からのコメント 10月のイラストは江戸時代末期の浮世絵師、歌川国芳の『相馬の古内裏』がモチーフとなっています。巨大な骸骨は約180年たった今も、私たちに大きなインパクトを与え続けます。10月といえばノーベル賞の発表がありますが、こちらも選定基準に「後世へのインパクト」が含まれているとのこと。2002年に「ソフトレーザー脱離イオン化法の開発」でノーベル化学賞を受賞した田中耕一氏の講演を紹介した記事〔「血液一滴から」の約束は果たされたか〕もぜひご一読ください。 9月のイラストのモチーフは映画「永遠(とわ)に美しく...」でした。イラスト全体が、第47回日本美容外科学会にちなんでいます。隠されていた"何か"は、①9月に咲くトルコキキョウの花(男性の右手、花言葉はすがすがしい美しさ)、②虎ノ門ヒルズ(中央下、第47回日本美容外科学会の開催地)―でした。10月のイラストもお楽しみください! Profile 下間 正隆(しもつま まさたか) 日本赤十字豊田看護大学看護学部教授、インフェクションコントロールドクター。1982年、京都府立医科大学卒業。現在は日本赤十字豊田看護大学に勤務。著書に『イラスト祇園祭』(京都新聞出版センター、2014年)、『イラストみんなの感染対策』(照林社、2016年)、『イラスト京都御所』(京都新聞出版センター、2020年)、『カラーイラストで学ぶ新型コロナの感染対策』(金芳堂、2021年)など。近著に『イラスト二条城』(京都新聞出版センター、2024年)がある。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×