ROS1融合遺伝子陽性のNSCLC治療薬・レポトレクチニブ承認

ブリストル・マイヤーズ スクイブ

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 ブリストル・マイヤーズ スクイブは本日(9月24日)、チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)レポトレクチニブ(商品名:オータイロカプセル40mg)について、ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん(NSCLC)を効能効果として製造販売承認を取得したと発表。同薬はROS1融合遺伝子によってコードされるROS1受容体チロシンキナーゼ(RTK)に対して阻害活性を有し、RTKを介した細胞増殖に関わるシグナル伝達を阻害して抗腫瘍効果を発揮する。(関連記事「repotrectinibがROS1融合遺伝子陽性の非小細胞肺がんで承認申請」)

 今回の承認は、ROS1NTRK13ALK融合遺伝子陽性の進行固形がん患者を対象としたレポトレクチニブの国際共同第Ⅰ/Ⅱ相試験TRIDENT-1のうち、ROS1融合遺伝子陽性のNSCLC患者を対象とした第Ⅱ相パートの各コホート(EXP-1~4)に基づくもの。

 なお、ROS1融合遺伝子の検出に使用する体外診断用医薬品「AmoyDx肺癌マルチ遺伝子PCRパネル」のレポトレクチニブのコンパニオン診断薬としての使用目的追加については、9月19日に厚労省より承認を取得している。

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