ペムブロリズマブ、切除可能局所進行頭頸部扁平上皮がんへの周術期治療で主要評価項目達成

MSD

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 MSDは昨日(11月12日)、Ⅲ期またはⅣA期と新たに診断された切除可能な局所進行頭頸部扁平上皮がん(LA-HNSCC)に対する周術期治療として、抗PD-1抗体ペムブロリズマブ(商品名キイトルーダ)の有効性を評価する第Ⅲ相試験KEYNOTE-689で、主要評価項目である無生存期間(EFS)の改善を達成したと発表した(関連記事「EV+ペムブロ、進行尿路上皮がん一次治療での適応追加承認取得」)。

 同試験ではペムブロリズマブを術前補助療法として投与し、術後補助療法としてペムブロリズマブと標準治療である放射線治療(±シスプラチン)の併用療法を行い、維持療法としてペムブロリズマブ投与群(以下、ペムブロリズマブ群)と術後放射線(±シスプラチン)療法群(以下、標準治療群)を比較した。

 その結果、標準治療群と比較して、ペムブロリズマブ群はEFSおよび副次評価項目であるmajor Pathological Response(mPR)で有意な改善を認め、全生存期間(OS)でも改善傾向を認めた。なお安全性プロファイルはこれまでの試験と一貫しており、新たな懸念は特定されなかったという。

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