非専門医の肝疾患抽出に有用なツール公開

神奈川県内科医学会「肝疾患簡易抽出シート:数値記入Flowchart版」

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 肝疾患の適切な治療には初期対応が重要だが、検査の指標が多岐にわたることなどから非専門医にとって原因検索は複雑であり、診療に難渋するケースも少なくない。そのような中、肝疾患の早期発見・治療を目的にALT値30U/L超の患者にかかりつけ医への受診を勧奨する「奈良宣言2023」が発出され、非専門医が肝疾患患者に対応する機会が増えている(関連記事「『ALT>30』で受診を―奈良宣言2023」)。そこで神奈川県内科医学会肝・消化器疾患対策委員会では、かかりつけ医や産業医といった非専門医でも簡便に肝疾患が抽出できるツール「肝疾患簡易抽出シート:数値記入Flowchart版」を開発。専門医への紹介などにおいて役立ててほしいと呼びかけている。同ツールの特徴や狙いについて、同委員会副委員長で永井医院(横浜市)院長の永井一毅氏、同委員会委員長で岡内科クリニック(横浜市)院長の岡正直氏に聞いた。

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