ループス腎炎治療薬ボクロスポリンを発売

大塚製薬

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 大塚製薬は本日(11月20日)、ループス腎炎を効能・効果とするボクロスポリン(商品名ルプキネカプセル7.9mg)を発売したと発表した(関連記事「ボクロスポリン、ループス腎炎で承認を取得」)。

 ループス腎炎は、全身性エリテマトーデス(SLE)によって引き起こされる高度なタンパク尿を伴う糸球体腎炎で、SLEの最も深刻な合併症の1つとされている。新規の経口免疫抑制薬であるボクロスポリンは、T細胞の増殖・活性化に重要な酵素であるカルシニューリンを阻害することで免疫抑制作用を発揮すると考えられている。

 米国では2021年1月に成人の活動性ループス腎炎の適応でボクロスポリンが承認された。

 通常、成人にはボクロスポリンとして1回23.7 mgを1日2回経口投与し、患者の状態により適宜減量する。

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