2024年12月の医学カレンダー

日本頭痛学会、日本心療内科学会、世界エイズデーなど

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ
〔編集部から〕 今月をもちまして、連載「イラスト入り医学カレンダー」は終了します。毎月、下間先生にはその月の開催学会や医学に関する素敵なイラストを描いていただきました!ぜひPDFをダウンロードして診察室や医療機関の廊下に飾っていただき、患者さんとのコミュニケーションにお役立てください。

2024年12月
December

『サンタクロース』

©下間正隆

MTロゴ
1 ・世界エイズデー。この記念日が制定された目的は?
・いのちの日
2 ・1982年、ユタ大学で世界初の全置換型人工心臓移植が実施
3 ・国際障害者デー
・視覚障害者ガイドヘルパーの日
・1967年、世界初の心臓移植が実施。行われた国はどこ?
4 ・血清療法の日
・1890年、北里柴三郎らがジフテリアと破傷風の血清療法を発表
・1908年、アルフレッド・ハーシー(ハーシーとチェイスの実験を行った米国人遺伝学者)が誕生
6 第52回日本頭痛学会(~7日、新横浜プリンスホテル)
第63回日本網膜硝子体学会(~8日、大阪国際会議場)
7 ・2019年、「赤ちゃんポスト」を運営する慈恵病院(熊本市)が、特定の条件を満たした場合に匿名で出産できる「内密出産制度」を導入すると発表
第28回日本診療内科学会(~8日、大田区産業プラザPiO)
9 ・障害者の日
10 ・1901年、第1回ノーベル賞授与式。ノーベル生理学・医学賞を受賞したのは誰?
・1901年、田中正造が足尾銅山の鉱毒問題について明治天皇に直訴
・1934年、ハワード・マーティン・テミン(逆転写酵素を発見した米国人遺伝学者)が誕生
11 ・1843年、ロベルト・コッホが誕生
12 ・ユニバーサル・ヘルス・カバレッジデー(UHC)。これは何を指す?
13 ・ビタミンの日
・1874年、双子の場合は先に生まれた方を兄・姉とするという太政官指令が出される
第45回日本臨床薬理学会(~14日、大宮ソニックシティ)
14 ・1503年、占星術師で医師でもあったノストラダムスが誕生
15 ・1852年、アンリ・ベクレル(ウラン放射能を発見したフランス人物理学者)が誕生
・1860年、ニールス・フィンセン(皮膚疾患への光線療法を考案したデンマーク人医師)が誕生
16 ・1997年、「ポケットモンスター」の視聴者約650人が、痙攣やめまいなどの症状を起こす(ポケモンショック)
18 ・1891年、田中正造が足尾銅山の鉱毒問題に関する意見書を衆議院に提出
19 ・1986年、老人福祉法改正法が公布し、医療費の自己負担が引き上げ
・1988年、国際連合総会で麻薬及び向精神薬の不正取引の防止に関する国際連合条約(麻薬新条約)が採択
21 ・1890年、ハーマン・J・マラー(X線照射による突然変異を発見した米国人遺伝学者)が誕生
22 ・1854年、高峰譲吉が誕生
・1902年、年齢計算ニ関スル法律が施行。数え年ではなく満年齢を使用することに変更。
25 ・1809年、世界初の卵巣腫瘍摘出術が米国で実施
・1821年、クララ・バートン(アメリカ赤十字社を設立した米国人看護師)が誕生
・1897年、志賀潔が『細菌学雑誌』に赤痢菌の発見を発表。
26 ・1898年、マリ・キュリーがラジウムの単離に成功したことを発表。
27 ・国際疫病対策の日
・1822年、ルイ・パスツールが誕生
28 ・身体検査の日
・1888年、文部省がすべての学校の生徒に身体検査を実施するよう訓令
31 ・1514年、アンドレアス・ヴェサリウス(「人間の身体の構造」を出版したベルギー人解剖学者)が誕生

Medical Tribune編集部からのコメント

 12月のイラストは「サンタクロース」です。今年1年間、患者さんのために全力を尽くしてくださった先生方が、温かな気持ちで年末を迎えていただけるような優しいイラストとなっています。いつものようにどこかに学会にまつわる何かが隠されていますので、探してみてください。

 12月7日は、「赤ちゃんポスト」を運営する慈恵病院(熊本市)が「内密出産制度」を導入すると発表した日です。導入の背景や概要については同院理事長の蓮田健氏に取材していますので、ぜひお読みください(関連記事:「赤ちゃんポストは進化して内密出産へ」)。

 11月のイラストのモチーフは歌川国芳の「病草紙 眼病治療を受ける男」でした。隠されていた"何か"は、①京都国際会館(右上奥、第78回日本臨床眼科学会の会場)、②学会場で聴講する人々(左下、複数の人物)、③秋桜(右下、11月に咲く花)、④眼病の男(中央、病草紙 眼病治療を受ける男)―でした。12月のイラストもお楽しみください(正解はPDFの裏面をご覧ください)。


Profile



下間 正隆(しもつま まさたか)


日本赤十字豊田看護大学看護学部教授、インフェクションコントロールドクター。1982年、京都府立医科大学卒業。現在は日本赤十字豊田看護大学に勤務。著書に『イラスト祇園祭』(京都新聞出版センター、2014年)、『イラストみんなの感染対策』(照林社、2016年)、『イラスト京都御所』(京都新聞出版センター、2020年)、『カラーイラストで学ぶ新型コロナの感染対策』(金芳堂、2021年)など。近著に『イラスト二条城』(京都新聞出版センター、2024年)がある。


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