FGFR2融合遺伝子陽性胆道がん治療薬、タスルグラチニブ発売

ブリストル・マイヤーズ スクイブ

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 エーザイは昨日(11月20日)、線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)選択的チロシンキナーゼ阻害薬タスルグラチニブ(商品名タスフィゴ錠35mg)について、がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道がん治療薬として発売したと発表した。

 国内の胆道がん患者数は約2万2,000人と推定され、5年相対生存率が約25%と膵がんに次いで予後不良の難治がんである。他のがん種と比べて薬物療法の選択肢が限られ、アンメットメディカルニーズが極めて高い。

 タスルグラチニブはFGFR1、2、3に対して選択的阻害活性を示す経口チロシンキナーゼ阻害薬。日本および中国で行われた第Ⅱ相非盲検多施設共同単群試験(201試験)などの結果に基づき承認された。

 なお、FGFR2融合遺伝子を検出するコンパニオン診断薬として、今年(2024年)8月に日本ステリの「AmoyDx FGFR2 Gene Break-apart FISHプローブキット」が承認されている。

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