菌血症の抗菌薬治療はShorter is betterか?
14日間に対する7日間の非劣性を検討

(© Adobe Stock ※画像はイメージです)
抗菌薬治療期間はここ10年くらいホットなトピックだ。かつては「どの薬が効くか」が重要で、もちろん今でも重要なのだが、治療期間については割と無関心でエキスパートのさじ加減で適当に決めていた。白状すると、われわれが「10〜14日間の抗菌薬を」という場合はほとんど「まあ、期間については適当ですが...」という意味だったりする。
いずれにしても「案外、長すぎじゃね?」だった抗菌薬投与期間を短くできないか検証する研究が多々発表され、それはBrad Spellbergによって「Shorter is better」という表にまとめられている。とても便利だ。
長期治療と短期治療で治療効果が同等ならば、短い治療期間の方が抗菌薬曝露は減り、副作用や耐性菌リスクも減らせるだろうというわけだ。当然、患者さんの入院期間短縮やQOL改善、あるいは医療コストの削減にも寄与することだろう。
というわけで、今回はそんな「Shorter is better」な論文を紹介する。
The BALANCE Investigators. Antibiotic Treatment for 7 versus 14 Days in Patients with Bloodstream Infections. N Engl J Med 2024 Nov 20. doi: 10/1056/NEJMoa2404991.
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岩田 健太郎(いわた けんたろう)

1971年、島根県生まれ。島根医科大学卒業後、沖縄県立中部病院、コロンビア大学セントルークス・ルーズベルト病院、アルバートアインシュタイン医科大学ベスイスラエル・メディカルセンター、北京インターナショナルSOSクリニック、亀田総合病院を経て、2008年より神戸大学大学院医学研究科教授(微生物感染症学講座感染治療学分野)・神戸大学医学部付属病院感染症内科診療科長。 著書に『悪魔の味方 — 米国医療の現場から』『感染症は実在しない — 構造構成的感染症学』など、編著に『診断のゲシュタルトとデギュスタシオン』『医療につける薬 — 内田樹・鷲田清一に聞く』など多数。









