Linerixibat、原発性胆汁性胆管炎における胆汁うっ滞性瘙痒症に良好な結果

GSK

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする
感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 グラクソ・スミスクライン(GSK)は本日(12月3日)、自己免疫性肝疾患である原発性胆汁性胆管炎(primary biliary cholangitis;PBC)に関連する胆汁うっ滞性瘙痒症を対象に進行中の、国際共同第Ⅲ相試験GLISTENの結果を発表。主要評価項目である24週間の月間痒みスコアのベースラインからの変化量が、プラセボに比較し有意な改善を示したと報告した。

 PBCは胆汁うっ滞性肝疾患であり、肝臓からの胆汁の流れが障害を受け循環血中に過剰な胆汁酸が生じ、瘙痒症を引き起こすと考えられている。

 linerixibatは回腸胆汁酸トランスポーター阻害薬であり、胆汁酸の再吸収を阻害することで胆汁うっ滞性瘙痒症の根本原因に対処することが期待されており、PBCに伴う瘙痒症治療を特異的にターゲットとして開発された世界初の治療薬。GLISTENでは、中等~重度の瘙痒症を有するPBC患者を対象に、主要評価項目と副次評価項目としてNumerical Rating Scale(NRSを用いた最大の痒みと、痒みに関連した睡眠障害の評価、PBC-40質問票を用いた生活の質を評価した。

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする