カピバセルチブの併用療法、PTEN欠損転移性ホルモン感受性前立腺がんを有意に改善

アストラゼネカ

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 アストラゼネカは本日(12月3日)、がん抑制遺伝子PTENが欠損したde novo転移性ホルモン感受性前立腺がん(mHSPC)患者を対象とした第Ⅲ相試験CAPItello-281においてAKT阻害薬カピバセルチブ(商品名トルカプ)、CYP17阻害薬アビラテロン、アンドロゲン遮断療法(ADT)の併用療法が、プラセボ+アビラテロン+ADTの併用療法と比較して、主要評価項目である画像診断に基づく無増悪生存期間(rPFS)を有意に改善したと発表した(関連記事「ピカ新の乳がん治療薬、次の一手に好感触」)。

 CAPItello-281では、組織学的に確認されたde novo mHSPCおよび中央判定で確認されたPTEN欠損を有する1,012例が対象となった。今回の解析時点で、副次評価項目であるOSはイベント数が不十分であったが、カピバセルチブを含む併用療法群はプラセボ群を含む併用療法群に比べて早期にOSの改善傾向を示した。安全性プロファイルは、各治療薬の既知のプロファイルとおおむね一貫していたという。

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