ソル・コーテフ、今後の供給の見通しを発表

ファイザー

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 ファイザーは昨日(12月4日)、現時点で出荷停止および限定出荷となっているヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム(商品名ソル・コーテフ)製剤について、今後の供給予定を発表した(関連記事:「ソル・コーテフ注射用100mg製剤が出荷停止」)。


 同社は厚生労働省、日本内分泌学会、同クラスのヒドロコルチゾン製剤の製造販売元である日医工と協議を重ね、海外本社を含め当該製剤の増産に取り組んでいると報告。現状の製造計画に基づく、製剤別の供給予定は以下の通り。

●注射用100mg:来年(2025年)4月までは限定出荷開始前の需要の1割程度の出荷とし、5月以降は日医工が製造・販売する同クラス薬「水溶性ハイドロコートン注射液100mg」と合わせて限定出荷開始前の需要に対応できる数量の出荷を目指す

●静注用250mg:当面、出荷量減少に伴う限定出荷を継続

●静注用500mg:当面は限定出荷を継続するが来年2月後半には出荷量を増やす予定で、限定出荷開始前における需要の1割程度を供給できる見込み

 ファイザーは、注射用100mgの適応の一部に対応する薬剤としてメチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム(商品名ソル・メドロール静注用40、125、500、1000mg)およびメチルプレドニゾロン酢酸エステル(商品名デポ・メドロール水性懸濁注20、40mg)を挙げ、代替薬の検討も呼びかけている

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