【2025年医学はこうなる】羽白 誠 はしろクリニック院長 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 【私が選んだ医学2024年の3大ニュース】 1. 後発品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養 これまでは先発品を選択した場合、先発品の薬価に対して保険の自己負担分のみを支払えばよかった。しかし、2024年10月に導入された「後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養」により、先発品と後発品の薬価差の4分の1を患者が支払わなければならなくなった。皮膚科でよく用いる外用薬は、先発品と後発品では基剤(軟膏やクリームなどのベースとなるもの)が異なり、使用感や皮膚にとどまる時間に差があるといわれ、先発品を好むケースが比較的多かった。しかし、負担額の増加を懸念して後発品を選ばざるをえない患者が増えたと聞く。特に外用薬の先発品メーカーはかなり痛手になると思われる。ただし、選定療養費は院外処方のみに適応され、院内処方では従来通りの負担額で先発品を処方できる。すなわち、同じ先発品でも院外処方と院内処方では価格が異なるといった矛盾が起きている。一方、内服薬では先発品との効果の違いを実感することが少なく「後発品でもよい」という患者は少なくない。ただし、精神科や心療内科ではプラセボ効果もあり、「先発品の方が効く」という患者が多いように思う。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×