zongertinib、HER2遺伝子変異陽性肺がんに対する有効性を確認

ベーリンガーインゲルハイム

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 ベーリンガーインゲルハイムは12月10日までに、治療歴のあるHER2遺伝子変異陽性の進行性非小細胞肺がん(NSCLC)患者を対象とした第Ⅰb相非盲検用量漸増試験(NCT04886804:Beamion LUNG-1 コホート1)で、zongertinib(BI 1810631)治療群における持続的な有効性と管理可能な安全性プロファイルを確認したと発表した。

 zongertinibは、治験中の経口HER2特異的チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)。全身療法の治療歴があるHER2遺伝子変異陽性の進行性、切除不能または転移性のNSCLCの成人患者に対する治療薬候補として、2023年に米国食品医薬品局(FDA)よりファストトラック指定を、24年にFDAおよび中国医薬品評価センター(CDE)よりブレークスルーセラピー指定を受けている。

 今回、zongertinib 120mg 1日1回投与群(75例)における独立中央判定による確定奏効率(ORR)は71%、病勢コントロール率(DCR)は93%だった。6カ月時点での無増悪生存期間(PFS)は69%、奏効期間(DoR)は73%だった。データカットオフ時点で、患者の55%が治療を継続していた。

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