キザルチニブ、FLT3-ITD変異陰性AMLの一次治療でP3開始

第一三共

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする
感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 第一三共は12月11日、FLT3阻害薬キザルチニブ(商品名ヴァンフリタ)についてFLT3-ITD変異陰性の急性骨髄性白血病(AML)患者の一次治療としての第Ⅲ相臨床試験QuANTUM-Wildを開始したと発表した。

 同薬は2019年に再発・難治性のFLT3-ITD変異陽性AMLを適応症として承認を取得しており、昨年(2023年)5月にはFLT3-ITD変異陽性AMLの一次治療としての承認を取得している(関連記事:「ヴァンフリタ、AML一次治療で適応追加承認」)。

 QuANTUM-Wildは、FLT3-ITD変異陰性のAML患者を対象に、①寛解導入期・地固め療法期におけるキザルチニブ+標準化学療法の併用療法、②維持療法期におけるキザルチニブ単剤療法-の有効性と安全性を検討する国際第Ⅲ相プラセボ対照試験。

 主要評価項目は全生存期間で、副次評価項目は無イベント生存期間、完全寛解持続期間、無再発生存期間、安全性など。日本を含むアジア、オーストラリア、欧州、北米、南米において約700症例を登録予定としている。

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする