日本イーライリリーは昨日(12月17日)までに、非共有結合型ブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)阻害薬ピルトブルチニブ(商品名ジャイパーカ)について、共有結合型BTK阻害薬による治療歴のある慢性リンパ性白血病または小リンパ球性リンパ腫 (CLL/SLL)の成人患者を対象とした第Ⅲ相試験(BRUIN CLL-321)の結果を第66回米国血液学会(ASH2024、12月7~10日)で報告したことを発表した(関連記事「難治マントル細胞リンパ腫の選択肢が拡大」)。 ピルトブルチニブは、主要評価項目である無増悪生存(PFS)の改善を達成した。また、再発、病勢進行または死亡のリスクがイデラリシブ+リツキシマブ併用療法またはベンダムスチン+リツキシマブ併用療法と比べて46%低下することが示されたという。