ムンプスワクチンが限定出荷、欠品、出荷停止

第一三共、武田薬品工業

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 第一三共は本日(1月31日)までに、3月以降出荷を予定していたムンプス生ワクチン「第一三共」について、欠品が避けられない状況にあり2月から限定出荷を実施すると発表した。出荷を予定していたワクチンの有効成分〔弱毒生ムンプスウイルス(星野株)〕の力価において、同社が独自に定めた品質規格を満たしていないことが確認されたためで、現時点では9月の出荷再開を目指すという。

 なお、代替が可能な製品として武田薬品工業の乾燥弱毒生おたふくかぜワクチン「タケダ」を挙げ、第一三共の出荷停止で見込まれる不足分の出荷については厚生労働省を通じて確認しているという。

 また武田薬品工業も本日(1月31日)までに、『乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン「タケダ」』の出荷見込みに遅れが生じ、4月以降も出荷停止を継続すると発表した。出荷再開は今年(2025年)12月以降となるようだ。代替が可能なのは阪大微生物病研究会(製造販売元)および田辺三菱製薬(販売元)のミールビック、第一三共のはしか風しん混合生ワクチン「第一三共」。なお、出荷停止による不足分は前倒しで出荷されることを厚生労働省を通じて確認したという。

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