GIP/GLP-1受容体作動薬チルゼパチドの実力 既存薬不応例の強力な選択肢として期待も、安易な処方に注意 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする GIP/GLP-1受容体作動薬チルゼパチド(商品名マンジャロ)は2023年4月に、2型糖尿病の治療薬として発売された。GIP受容体とGLP-1受容体の両方を活性化してインスリン分泌を促す新たな作用機序を有し、血糖降下および体重減少にとどまらず、代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)や心不全に対する良好な成績が報告されたことで、臨床における期待は大きい。また、同成分が肥満症治療薬(商品名ゼップバウンド)として昨年(2024年)12月に承認されたことも注目される。山梨大学大学院内科学講座糖尿病・内分泌内科学教室教授の土屋恭一郎氏に、糖尿病治療におけるチルゼパチドの位置付けや期待について聞いた。同氏によると、同薬は既存薬では血糖・体重管理が不十分な糖尿病患者に対する強力な治療選択肢になりうるという。ただし、効果の高さ故の安易な処方に対しては警鐘を鳴らしている。(関連記事「チルゼパチドで肥満HFpEFのイベント減少」「チルゼパチドは肥満の睡眠時無呼吸にも有効」「チルゼパチド、非糖尿病例で一貫した降圧」) 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×