デュピルマブ、COPDに対する生物学的製剤として初承認

サノフィ

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 サノフィは本日(3月27日)、抗インターロイキン(IL)-4/13受容体抗体デュピルマブ(商品名デュピクセント)について、慢性閉塞性肺疾患(COPD)に対する治療薬として製造販売承認を取得したと発表した。COPDの適応を取得するのは生物学的製剤では初となる。(関連記事「デュピルマブ、慢性閉塞性肺疾患で適応拡大申請」)

 今回の承認は、長時間作用性β2刺激薬(LABA)、長時間作用性抗コリン薬(LAMA)、吸入ストロイド薬(ICS)の併用療法で効果不十分な40歳以上のCOPD患者931例(日本人13例を含む)を対象に、デュピルマブの上乗せ効果を検討した国際共同第Ⅲ相試験の良好な結果に基づくもの。主要評価項目である中等度/重度のCOPD増悪イベントの年間発現率はプラセボ群の1.113回/人・年(95.1%CI 0.941~1.316回/人・年)に対し、デュピルマブ群では0.788回/人・年(同0.655~0.949回/人・年)と有意な改善を示した(P=0.0005)。安全性データは、同薬の従来の安全性プロファイルと同様だった。

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