リツキシマブ、小児期発症頻回再発型/ステロイド依存性のネフローゼ症候群の適応追加

全薬工業/中外製薬

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 全薬工業と中外製薬は昨日(3月27日)、抗CD20モノクローナル抗体リツキシマブ(商品名リツキサン点滴静注100mg、同500mg)について、小児期発症の難治性に至っていない頻回再発型あるいはステロイド依存性のネフローゼ症候群に対する適応追加の承認を取得したと発表した。

 ネフローゼ症候群は、腎臓を構成するネフロンにおける糸球体スリット膜の障害により、高度蛋白尿と低アルブミン血症が生じて全身性浮腫を来す病態の総称。小児期に発症する特発性ネフローゼ症候群は、小児の慢性腎疾患で最も頻度が高い原因不明の指定難病の1つである。

 同薬は、2014年8月に小児期発症の「難治性のネフローゼ症候群(頻回再発型あるいはステロイド依存性を示す場合)」を適応症として承認され、2024年9月には小児期発症の「難治性のネフローゼ症候群(ステロイド抵抗性を示す場合)」の適応が追加されていた。

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