Rilzabrutinib、米国で2つの希少疾患に対しオーファンドラッグ指定を取得

サノフィ

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 サノフィは昨日(4月15日)までに、ブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)阻害薬rilzabrutinibについて、米国で温式自己免疫性溶血性貧血(wAIHA)とIgG4関連疾患(IgG4-RD)に対するオーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)指定を取得したと発表した。現時点で、これらの希少疾患に対して承認されている医薬品はない(関連記事「rilzabrutinib、第Ⅲ相試験で免疫性血小板減少症に効果示す」)。

 wAIHAにおける第Ⅱb相試験では、rilzabrutinib投与例で奏効率と疾患マーカーについて臨床的に意義のある結果が示された。IgG4-RDについては、第Ⅱa相試験において、同薬の52週間投与により疾患再燃の減少、その他の疾患マーカーの改善およびステロイド減量効果が認められた。

 同薬は米国、欧州連合(EU)と日本において、免疫性血小板減少症(ITP)治療薬としてもオーファンドラッグ指定を受けている。

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