デュピルマブ、水疱性類天疱瘡の適応拡大申請

サノフィ

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 サノフィは4月25日、抗IL-4受容体α抗体デュピルマブ(商品名デュピクセント)について、水疱性類天疱瘡に対する治療薬としての適応拡大を申請したと発表した(関連記事「デュピルマブ、水疱性類天疱瘡の寛解持続と症状改善に有効性示す」)。

 同薬は現在、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎、結節性痒疹、特発性の慢性蕁麻疹、慢性閉塞性肺疾患の適応症を有しており、水泡性類天疱瘡に関しては今年(2025年)3月に希少疾病用医薬品の指定を受けている。

 今回の申請は、中等症~重症の成人水疱性類天疱瘡患者106例を対象とした第Ⅱ/Ⅲ相二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験ADEPTの良好な結果に基づくもの。主要評価項目である36週時点での寛解持続率は、プラセボ群の4%に対しデュピルマブ群では20%と有意差が示された(P=0.0114)。安全性プロファイルは既報と一貫していた。

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