イーライリリーは昨日(5月14日)、肥満症治療薬のGIP/GLP-1受容体作動薬チルゼパチド(商品名ゼップバウンド)について、第Ⅲ相非盲検試験SURMOUNT-5においては主要評価項目および5つの主要な副次評価項目全てを達成、GLP-1受容体作動薬セマグルチド(ウゴービ)に対する優越性を示したと発表した。なお、結果の詳細はN Engl J Med(2025年5月11日オンライン版)に掲載された。(関連記事「head-to-head試験でチルゼパチド勝利」) 同試験では、主要評価項目とした72週時における平均体重減少率はセマグルチド群の13.7%に対し、チルゼパチド群では20.2%と優越性が認められた(-15.0kg vs. -22.8kg、P<0.001)。また、腹囲の減少についてもセマグルチド群の平均13.0cmに対し、チルゼパチド群では18.4cmと優越性が示された。