会話型認知機能検査用AIプログラム医療機器、臨床試験開始

塩野義製薬、FRONTEO

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 塩野義製薬とFRONTEO社は昨日(6月10日)、両社が共同開発中の会話型認知機能検査用人工知能(AI)プログラム医療機器(SDS-881)について、最初の被験者登録が完了し臨床試験を開始したと発表した。

 同機器は、FRONTEO社が開発した特化型AI「KIBIT(キビット)」を用い、患者と医療従事者の10分以上の自由会話を解析し、認知機能低下の可能性の有無などを短時間かつ高精度に判定する。これにより、最適な診断や判断を支援するとともに、患者・医療者双方の負担軽減、認知症の早期発見・早期治療の促進などが期待される。今年(2025年)2月に厚生労働省から優先審査対象品目への指定を受けており、同試験での検証を経て、来年度の承認取得を目指すという(関連記事「会話型認知機能検査用AIプログラム医療機器、優先審査対象に指定」)。

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