日本メドトロニックは本日(6月16日)、過活動膀胱や便失禁の治療を目的とした仙骨神経刺激療法に使用される非充電式刺激装置「InterStim X」を発売したと発表した(関連記事「仙骨神経刺激療法の充電式デバイス登場で全身MRIが可能に」)。 同装置は、細いリードを通じて仙骨神経に電気刺激を与えることで過活動膀胱や便失禁の症状を改善。患者のQOL向上に寄与するという。標準的な使用で約10年の電池寿命を提供することが可能で、従来品のInterStim II(非充電タイプ)と比べ約2倍の長さ。 また同社のSureScan技術と組み合わせると、特定の条件下での1.5テスラおよび3.0テスラの全身MRI検査が可能。撮像直前の抵抗値測定などの動作確認も不要なため、MRI検査時の負担を軽減できるという。MRIモードはスマートプログラマーで患者自身がオン・オフを切り替えられる。