アキュリスファーマは本日(6月24日)、てんかん重積状態またはてんかん重積状態に移行する恐れのある発作が起きた時に投与するレスキュー薬としてジアゼパム(商品名スピジア点鼻液5mg、同7.5mg、同 10mg)が製造販売承認を取得したと発表した。(関連記事「抗痙攣薬ジアゼパム点鼻液、承認申請」) 今回の承認申請は、多施設共同国内第Ⅲ相臨床試験、国内第Ⅰ相臨床試験、海外臨床試験の結果に基づくもの。同薬は2023年に希少疾病用医薬品の指定を取得している(関連記事「抗痙攣薬ジアゼパム点鼻薬、希少疾病用医薬品の指定を取得」)。 同薬は国内初の経鼻投与型抗痙攣薬で、成人では初めての医療機関外で投与が可能なレスキュー薬。現在、てんかんの薬物治療においては、対象患者、投与までの時間、救急搬送にアンメットニーズが存在しており、それらを解決しうる薬剤として期待される。