二重特異性抗体エルラナタマブ、4週間間隔投与の一変承認

ファイザー

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 ファイザーは昨日(6月24日)、抗BCMA/CD3二重特異性抗体エルラナタマブ(商品名エルレフィオ皮下注44mg、同76mg)について、用法・用量に4週間間隔の投与方法を追加する製造販売承認事項一部変更承認を取得したと発表した。

 同薬は、国際共同第Ⅱ相試験MagnetisMM-3の結果に基づき、「再発または難治性の多発性骨髄腫(標準的な治療が困難な場合に限る)」を効能・効果として昨年(2024年)3月に承認、同年5月に発売された(関連記事「多発性骨髄腫に対する初の二重特異性抗体が承認」「多発性骨髄腫治療薬のエルレフィオ皮下注が販売開始」)。

 承認時の投与間隔は最長で2週間だったが、MagnetisMM-3の長期フォローアップデータ(追跡期間中央値:コホートA 17.6カ月、コホートB 9.9カ月)に基づき、昨年11月に用法・用量に4週間間隔の投与方法を追加する一変承認申請を行っていた。今回、より長期間隔での投与が可能となったことで、多発性骨髄腫患者の負担軽減が期待される。

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