ヤンセンファーマは本日(6月27日)、慢性リンパ性白血病(CLL)の一次回治療としてのBTK阻害薬イブルチニブ(商品名イムブルビカ)+BCL-2蛋白阻害薬ベネクレクスタ(ベネトクラクス)併用療法について、BTK阻害薬アカラブルチニブ+ベネトクラクス併用療法とのマッチング調整間接比較解析を行った結果、イブルチニブ+ベネクレクスタ併用療法における有意な臨床的ベネフィットが確認されたと発表した。(関連記事(「イブルチニブが慢性リンパ性白血病で中長期の有効性と安全性示す」) 解析では、CLLの一次治療としてのアカラブルチニブ+ベネトクラクス併用療法と比べ、イブルチニブ+ベネトクラクス固定期間併用療法は微小残存病変陰性率を改善するとともにPFSが延長し、有意な臨床的ベネフィットが示された。また、第Ⅱ相試験CAPTIVATEの長期フォローアップ解析データからは、CLLの一次治療においてイブルチニブ+ベネトクラクス固定期間併用療法の持続した有効性および安全性プロファイルも示唆されたという。 なお結果の詳細は、6月12~15日に開催された第30回欧州血液学会(EHA 2025)のポスターセッションで発表された。